副 題

建築物高湿度部位の発生カビ除去、抗菌、防カビ、カビ臭対策

キーワード

安心安全、環境、コスト縮減・生産性の向上、公共工事の品質確保・向上、景観、伝統・歴史・文化

開発目標

省力化、経済性、施工精度、耐久性、安全性、作業環境、品質の向上

 プロバクター工法 (登録番号 KT-120063-A)

カビの発生となる深部のカビ菌を除菌し、内部ゲル層で通気性を保ち、表面の撥水性で結露を防止し、防カビ剤を固定、長期間の防カビ効果を実現した工法です。

安全な環境と健康を守る「プロバクター工法」
国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に承認・登録された抗菌・防カビ工法で、建築基準法改正に基づき開発した工法です。この道40年のプロが開発し、抗菌性能を兼ね備えた防カビ剤の開発によって長期間の耐久性を実現した【耐久性抗菌・防カビ方法®】が基になります。

本工法で実質的に10年、保証期間は5年の責任施工です。

プロバクター工法1プロバクター工法2

 

 

 

 

 

概 要

本技術は対策する菌種の同定作業が不要な防カビ対策工法で、従来は防カビ修繕工法で対応していた。本技術の活用により、微生物被害の原因となっているカビ菌種の同定作業と適正な対策薬剤選定に要した費用と時間が無くなり、経済性の向上が図れます。

プロバクター工法は 平成14年法律第85号【建築基準等の一部を改正する法律案に対する)付帯決議の第8項に趣旨に基づき開発した工法です。

抗菌性能を兼ね備えた防かび剤の開発によって長期間の耐久性を実現し、微生物界の食物連鎖を破壊し、その結果として、微生物(特に細菌、カビ)由来の臭気、藻の発生を抑制する。厚生労働省が「快適で健康的な室内空気環境を確保すること」を目的に指針値を示している揮発性有機化合物(VOC)13物質を一切使用せずに全行程を構成した。長期間安全性を保てる対策薬剤は、良好な環境を提供し、結果として建築技術の信頼性と居住者・利用者の健康に寄与するメリットにつながります。

 

技術のアピールポイント

従来は微生物被害の原因となっている菌種の同定にコストと時間を必要としたが、新技術では広範な微生物に効果があり、臭気を含む総合的な微生物対策が可能になり、短工期で長期間微生物被害を抑制することが出来ます。

プロバクター工法は、湿度の高いカビの発生に好条件の場所であっても、内部にゲル層を形成し、被膜体を作らせずに通気性を保ち、表面には撥水性を持たせることで、結露を防止し除カビ・防カビ剤を固定する工法です。
すでにカビが発生している箇所については、除カビまたは殺菌を行った後に物理的方法と科学的方法を併用する工法です。

新規性及び期待される効果

新規性

  1. 防かび剤(仕上げ被覆材)を対象菌種ごとに組み合わせる薬剤から全菌種に対応できる薬剤に変えた。
  2. 薬剤を防カビ性能だけの薬剤から、抗菌性能を兼ね備えた薬剤に変えた。
  3. 薬剤を急性経口毒性LD50のGHS区分4からGHS区分5に変えた。
  4. 定着剤を塗料からシリコン樹脂に変えた。

期待される効果(新技術活用のメリットは?)

  1. 全菌種に対応できる薬剤に変えて事により
    ★菌の同定、薬剤選定作業が無くなり、経済性が向上。
    ★塗り分けが不要となり、工数が削減する為工程の短縮と人員削減が出来経済性が向上。
    ★施工時、施工後も人体への影響もなく、品質が向上。
  2. 抗菌性能を兼ね備えた薬剤に変えたことにより、カビ発生環境を作る細菌の繁殖を抑えることとなるので、カビの発生を大幅に抑止することが可能となり、細菌由来の悪臭対策ができ、品質が向上。
  3. GHS区分5に変えたことにより、施工時、施工後も人体への影響が少なくなるため品質が向上。
  4. シリコン樹脂に変えたことにより、
    ★無色透明の被膜となり、対称面の材質に関係なく施工が出来る為、施工性が向上。
    ★通気性のある被膜となり、結露による薬剤の流出を抑制し、抗菌、防カビ性能が維持できるため、耐久性が向上

 

開発コンセプトと開発結果

  1. 薬剤の安全性を高めること
    (開発結果) 安全性の高い成分の組み合わせにより、抗菌、防カビの両性能を満足する薬剤となった。
  2. 菌種に影響されない工法とすること
    (開発結果) 効力の高い薬剤開発により、菌の同定作業(コスト)を不要にできた。
  3. カビ発生の原因を明らかにすること
    (開発結果) カビ繁殖の前提に人目につかない細菌の繁殖があることが判明した。
  4. 結露対策を抗菌・防カビ対策と並行して行うこと
    (開発結果) 通気性被覆膜を構成する薬剤開発で解決した
  5. 菌類の付着しにくい表面を作る
    (開発結果) 通気性被覆膜帯電防止機能を持たせることが出来、菌類の付着を抑えた。

プロバクター工法3プロバクター工法4

 

 

 

 

 

 

留意事項

  1. 設計時
    ★菌の同定作業は必要ないが、施工対象部位におけるカビの発生状況、発生深度の調査を十分に行うこと。
    ★抗菌防カビ剤の基本使用量は新築時50ml/㎡、改修時70ml/㎡で行うこと。
    ★凹凸の多いサッシ周辺部位などでは薬剤の吹付が均一に行いにくいことを考慮して対象全面積の10%増しを薬剤基本使用量とする。
    ★NPO法人環境微生物対策協会による2日間の作業主任者教育講習を受けたものを配置する。
  2. 施工時
    ★殺菌用途及び薬剤溶剤としてアルコールが施工中に揮発するので、自然乾季が十分でない場合は、強制換気を行う。
    ★対策箇所近傍にガラスや電化製品がある場合は仕上げ施工時に養生を行う。
    ★本工法による施工を行う場合は、作業主任者はNPO法人環境微生物対策協会による2日間の教育講習を受けなければならない。
    ★梅雨期等湿度の高いときは対象物の水分量(30%未満に制御)に留意し、乾燥状態で行う。
  3. その他
    ★NPO法人環境微生物災害対策協会による2日間の教育講習は、微生物概論、微生物特に建築物災害対策概論、安全性、環境対策の適正な応用の為に処理剤および応用例、関係法令であり講習会は東京をはじめ希望者10人以上で適宜、全国で実施する。資料代を含めて20,000円/1人である。

 

 

活用の効果

 

プロバクター工法 従来技術・防カビ修繕工法 比較の根拠
経済性 向上 低下 菌種同定、薬剤選定不要
工程 短縮 増加 塗り分け不要、工数削減
品質 向上 低下 結露による薬剤流出を防止する為、
長期間微生物耐性保持
安全性 向上 低下
施工性 向上 低下 施工面材質に関係なく施工
周辺環境影響 向上 低下
© 2017 一般社団法人 日本防菌・防カビ対策協会